私には顎ニキビの話は書けないから
よい感じにビールがまわってきたので、最近自分に言い聞かせていることを書こうと思います。(ビールはKIRINのスプリングバレー。ほのかにスモーク感があるような?重さとまろやかさとふんわり香る穀物とを感じる味です。でもYONAYONAに軍配。)
Twitterを見ていてもインスタを見ていても、肌の悩みにまつわるコンテンツがたくさんあるなーといつも思う。特にニキビに悩む話が目につきます。ニキビ予備軍、赤ニキビ白ニキビ、ホルモンバランスの崩れによるニキビ、顎ニキビ、急性ニキビ……ニキビにはこんなに多彩な切り口があったのかと驚きながら、切り口や視点の多様さや掘り下げ方を勉強している。
(まったくマウントの意図は1mmも0.1%もないのですが)私はニキビに悩んだ経験がありません。もちろんニキビができたことはある。今でも年に1回、目立つ場所に赤く腫れ上がったニキビが出現する。でもそれは事故みたいなもので、できた時はただ静観するしかないとあきらめる、以上。だからニキビができそうになる予兆とその対処法や、できてしまった時の応急措置や、できないようにする予防策は、当然知識もないし、掘り下げる関心も湧かない。それはニキビが自分ごとになりえないから。
わかりやすいかと思ってニキビを取り上げたけど、べつにそれはニキビじゃなくたってディズニーでもジャニーズでも宝塚でも、家族でもお金でも体型でもキャリアでもなんでも同じ。ニキビとディズニーとジャニーズと宝塚のことは書けないけど、家族やお金や体型やキャリアについては書ける、それはもうたんまりとつらつらと。だけどニキビ(とディズニーとジャニーズと宝塚)は書けない。
だから書ける人が書くべきで、書けない人は書けないままでいい。私が今からニキビについて1から勉強したところで、10歳から早20年ニキビに悩みさまざまなトライアルアンドエラーを繰り返し今やニキビとは無縁の生活をおくる人がその悩みや経験を語るレベルには到底、到底追いつけない。追いつくことは物理的にできるけど(やろうと思えば)、深みもリアリティも出ない。
だからニキビについては書かず、その道の経験者におまかせし、私は私が掘り下げてきたことを還元していくのが正しい道なのだと思う。でもな〜〜ひとつを極めた経験が無いんだよな〜〜広く浅くすぎる。K-POPも韓国コスメもダイエットも語学も、どれもが中途半端な感じがしてしまう。どのジャンルでも上には上がいるもんねえ。
これまでの人生で最も時間とお金をつかってきたものを考えるとよいとどこかで見たのだけど、私の場合はだんとつで旅とワンピースでした。旅は総額1,200万円以上、ワンピースは今現在140着家にあるので、どちらも失敗談や審美眼がそこそこにあるのではと思います。でもここまできたらきたで、入門時にどんなことで悩んでいたのか迷っていたのか困っていたのかが遠い昔のことでほぼ思い出せない……(致命的)。若かったあの頃の自分に教えたかったことを書いていこうかと思います。